今日は小田原市城山の伝肇寺に。作家中河与一の「夕顔忌」をかっぱ村民の有志で。中河与一はかっぱ村の初代村長。2代目村長、やはり作家の大野芳を先頭に
墓参。2代目村長が44年前にかっぱ村を始めるにあたり、中河与一を村長に据えた。そのかっぱ村は来年45年目を迎える。
多く鬼籍入りした先生方がいる。医師、病院長、寺院のご住職、議員さん(国会やら県議やら)。今年に入って師走を迎え、知らされないままに、喪中のお知らせがあり知ることになった村民もいる。
長いこと、事務局を預かっているが、閑かにサヨナラをする村民が多い。なかには4年前にとか、3年前にとか云ってご家族から死亡のお知らせがある。
かっぱ、ってそういうところが奥ゆかしい(?)。たぶん背中の甲羅やら、頭のお皿がすっかり乾いた頃まで、静にしているんだろうね。
来年は祥月命日が土曜日にあたる。12月12日という命日。「ロマン」と「浪漫」の中河与一。「歌」はいづれも際だって美しい。
ベストセラーの「天の夕顔」はあまりにも売れたので、痛い目を味わはされた作家中河与一の「夕顔忌」。
画家になりたかった先生中河与一。私の絵がペルーのリマ美術館に収蔵された時には自分の事のように喜んでくださった。大変なこと、と言って。
今私はエルミタージュ美術館やシエナ市美術館、バチカンなどにも収蔵されている。もちろん墓前にご報告している。「歌」も励んでいると。
今朝の雨は禊ぎであって、法要前には上がっていた。
「夕顔忌」冬の一日雨上がり花買いのぼる夕顔の寺