西山美術館 特別企画展に
初日の9日。「向春の芸術祭」と銘打って開催された特別企画展を覗きに出掛けた。10日11日と雪もよいの予報。14日には施設に預かっていただいている夫が帰宅する。27日までの比較的長い企画展ではあるが、夫の世話が始まると出掛けられなくなる。
起きがけに、町田市にお住まいのノンフィクション作家、少し先輩にSMSで、西山美術館行きを“急ですが”、とメールする。
何かご予定があるならタクシーで行こうと決めて。運良く、1時間半後に電話があって、車で行こう!鶴川駅で、ということになったのは有り難い。この時点で私が出したはがきは未だ届いていなかったが、帰ったら来ていたよ。とのこと。以前と比べると郵便物が届くのが遅い。
とにかく紅水晶(ギネス世界記録認定)や大きな石の展示室を見せていただいて、3Fのユトリロ、4Fのユトリロを鑑賞。4Fのユトリロ館の一部屋を「向春の芸術祭」に当てていて、少ない数の作品がゆったりと展示されていた。
ユトリロは哀しい絵。この美術館がオープンした時に一度来ていて、ロダンの彫刻類、ユトリロの作品群を鑑賞させていただいた。その時よりもっと、ユトリロが哀しみでいっぱい。
我が作品については、美術館の壁で見るには少し迫力不足。小品でももっと迫力が無いといけませんなー!と反省。
疲れた頭のためにケーキ付きのコーヒーを。窓からは木立がもっぱら武蔵野。右手は都会の風景。
マイセンのカップでコーヒーを、シホンケーキ果物付きをいただき、作家斎藤充功氏のサイン入り分厚いご本を頂戴して、おまけに町田駅まで送っていただいて、帰宅した。電車がなにやら遅れてばかりの帰り道。
浅い春の一日を美術館で過ごした。斎藤先生有り難うございました。
陽だまりへこの身を移し人を待つこの如月を知らぬ街来て 祐子