平成22年7月24日

再び 神岡がおろを訪問
土地のひと径をつくると草刈りの
あともすがしく小川につづく


胡瓜など供えくれたり昼下がり
集ひ来たりし かっぱともがら
土地のNPOの人たちが草刈りを
して下さっていた。こだま会の
方達は酒胡瓜トマトをご持参
わたしたちもこの日野菜不足と云って
皆でほおばった。清流で手を洗って。
がおろは色鮮やかに化粧直しを
され、微笑んでいた

平成22年7月24日

平成22年7月24日
かっぱ村35周年記念祭
初代村長中河与一の天の夕顔文学碑を訪ねる
かっぱ村35年の節目なり
師17回忌 同じこの年


ゲ|ト開け常ならぬ事 四台の
車つらねて夕顔の碑に
夏休み初めの土曜日とあって高速道路は
大渋滞。およそ2時間の遅れに地元の方
たちのご協力でこの一日の予定が無事
敢行された

かっぱ村35周年記念祭

同好の会「かっぱ村 」 が今年35周年を迎え
記念行事として岐阜県に遊んだ。31名の
参加者に地元の方が多数加わってくださった。
神岡がおろ  かっぱの方言 
平成18年9月16日に詠んだもの

天赦の日乾にあそび眼に補色
夫と訪ねし神岡がおろ

まれひとのいざなひ細き清流の
橋の下なる神岡がおろ
まれひと  貴人のこと

夫 つま とよむ

旅の空のはじめ

身延線の旅
読み終えて本とメモとを持ち替えぬ
車窓にゆかし 富士宮みゆ
富士宮ありがとう
不二さんありがとう

不二の説明

富士宮市から見る富士山はでかい! のです。

不二を愉しむ

葉山からの富士と富士宮の富士を詠む
富士ふたつ重ねて遠く見る不尽と
近くに仰ぐ不二を愉しむ

多田祐子の描いた作品のひとつ
説明です。

更に続く

  なかとみ
雨の日に紙を購ふちさき傘
身をこそ縮め渡る 富士川

 かいいわま
つばめ鳴く岩間の駅に つま 
来ると待つ間の雨の上がるきざしよ

続き

  しおがさわ はだかじま
山峡ひに大島とふ名 塩が沢 波高島
心海にあくがる

  かひときわ
甲斐常葉 ときわの色は杉ならむ
ひばの若木に雨の降りそむ

  いちのせ
ひとつ駅すぎて市ノ瀬雨脚は
しげくなりゆく 昼顔の花

  くなど
久那土駅降りて道きく三人の
男の子自転車止めておしへ来

   

旅の空

7月1日から6日までの富士宮市に於ける展覧会が終了。
大勢の方にご高覧いただいた。
8日が搬出作業。で、7日は身延線で一人旅。旅の様子を歌で
ご紹介することにします。即興です。
  よりはた
いたどりにからむ昼顔ゆらす風
駅は 寄畑つかの間の晴れ    

  うつぶな
たたなはす山並みかすみ 内船は
つばめせわしげ 人の影みず    

内船をすぎて富士川開削の
角倉了以を思い出しぬ

  かいおおしま
山峡に青田をみせて甲斐大島
少しく停車 いそがぬ旅路   

  みのぶ
かすむまま身延の山は見えずなり
久遠の響き 薄墨のかげ