氷雨

慌ただしい師走らしく
誤配あり 二軒さきまで
氷雨つき
昨夜の作
今宵はいい月夜

大雪の日

郵便局まで歩く
途中からではあるが
お澄らし コ|トは毛皮
サンダルに




十三夜電子メ|ルに九時間の
時差ある国へ飛ばすボタンで


九時間の時差ある国の寒桜
メ|ルで届く逆さま写真

今夜は良い月夜13夜だ

俳句と短歌とまぜこぜですが
本日の作品より

届きもの

早ばやと手にする
数の子の裾分けきたり
黄金色
今年は3月11日以降絵が描けない。
描かねばとは思いつつも、かけずにいる。
そんな中で俳句が頭におどる。

宝くじ

師走いりを思わす言葉
またしても 宝くじとふ
ことば聞く 暮
暮にはちょっと早いが、
皆お金が手に入ったら
という話ばかり
可笑しい

魔除けの弁当

11月30日の弁当
送り出す魔よけの彩り幣に替へ
弁当箱もイギリスへ行く
Mr.藤原は無事にイギリス入り。
心配したストライキは空港サイドの対応
よろしく、" 肩透かしを" とありました。
もはや目的地エディンバラに落ち着きました。

幣、ぬさと読んでください。

風の技

あじさい
冬のあぢさい
あじさい

冬のあじさい

ひとつのたわむれ

空せまし かざし
咲かすも 透きあぢさい

忘れ物

12月1日、観劇のため
外出


ふたつ程わすれものあり
師走いり
みちみち気がついて戻らず
戻る程の忘れ物でもなしと

紅葉

深山もみじが紅葉

こぬか雨もみぢあざやか
わくらばなりに
今年の大型台風で痛められた
もみじが葉を落とさずに。
今日は旧暦で11月7日。

雨に紅葉が

 小糠雨に我が家の庭の深山紅葉が美しい。昨日は太陽が当たって痛々しい病葉の紅葉そのもの。秋に来た大型台風に葉も枝も揉まれて、ここ葉山の山は大方がダメージを受けた。葉を一度落とした木々は新芽をつけたものもあって、この先の寒さを思うとき、木々はどうするのかと、新しい葉に眼がいく。このあたりは温暖の地らしく紅葉は12月にはいってからが美しいが、今年は期待出来ない。それでも昨日友人が「紅葉がきれいねぇ」と、言ってくれた。今日の雨に濡れたもみじの方が美しい。病葉で少し色がくすんでいるけれど。
 さて、昨日朝早くMr.Fujiwaraがイギリス・エジンバラに向かって飛んだ。ヒースロー空港ではストライキ中ということで、入国に時間がかかりそうだったが、とにかく飛んだ。任務に就いていた仕事が終了して、ほぼ3ヶ月。日本中をあっちこっち移動した3ヶ月だった。この先のエジンバラでの生活態勢を整えるために12月20日迄の予定であって、一度帰国というか、荷物を取りに帰ってくる。再度1月早々に渡り、いよいよ2年間のイギリス生活に入る。高度な英語力を身につけて仕上げたいレポートが彼にはあって、その為の、イギリス行きだが、マイレージの消化のためも手伝って、というか、アパートメントを決めるために出掛けた。イギリス製の折りたたみ自転車、ドイツ製の雨傘、スティーブ・ジョブズ氏の自伝書を携えて。それに、「いってらっしゃい」の夜のご飯の筑前煮とカツを、朝ご飯として持って行くというので、おにぎりを添えた。4個と小さな1個。飛行場から搭乗際にメールがあって、3個のおにぎりは最高の機内食になるでしょうとあった。
 寡黙な彼はITにすこぶる強い。夫はよく指南を仰ぐ。私は初心者で質問もわからないが、それも判ってくれて、黙って教えて下さる。実はついさっきこのブログの途中でクリックを変に押したらしく、パッと消えた。慌てたけれど元には戻らず、あらためて書いている。さっきの方が良い文章だったかなーと思いつつ。全く同じには書けない。
 多分Mr.Fujiwaraが居たとしても、元には戻れないクリックだったと思う。指を恨みつつ、3日にお土産に持って行く牛肉を煮込んでいる。この料理の時間があるから、再び
パソコンに向かえる。
 今日はこれから観劇に出掛ける。いただいたチケットを持って練馬まで。雨だ。イギリスは晴れかな。