6月7日 庭に咲く花
紫陽花の葉が尺取り虫の餌になり、すべて葉脈のみになってみすぼらしく見えて久しい。餌の紫陽花の葉がなくなって尺取り虫は何処へ行ったのだろう。
さて、虫は蝶になると思うのだが、尺取り虫はそのまま?それとも変化してなにに?そんなことを思いめぐらしているとき、紫陽花はみすぼらしい葉脈の
脇から新芽を育んで新たな葉をつけていることに気がついた。なんという健気さ。今朝夫も気がついたらしく、新たな小さな葉を育てようと、みすぼらしい
葉脈を剪った。丁寧に。今からでも花が咲くものかどうか。径の反対側に植えた紫陽花は今咲いている。山土の所為で花の色は“白”。青い紫陽花をいただいて挿し木にしたのは20年以上も前。以来花は白に変わり、うっすらと水色やピンクをおびる。道行く人が白い紫陽花をめずらしそうに眺めて通る。
ここは腐葉土で山土ばかり。肥料をやらないわけではないが、酸性土で白い花が育つ。いまカラーの白い花がやはり白い色をした露草の間から咲いている。
露草はふつう紫か青。春早い時期には二輪草が白い花を付けてたくさん咲く。雪の下も白い花をつける。今はドクダミの十字の白が、露草とは分け合って
右側に咲いている。もう少し右サイドには白詰草があって、この白詰草を私は増やそうと苦心するが、駐車場なので難しい。そういえば、花壇には今さつきの花が咲いている。忘れたのかと思いきや6月にはいって咲き始めた。陰暦では今が5月。今日は5月4日。宮城の北部から父が挿し木で育てて送ってくれたもの。向も今頃咲いているのかもと思うと、これもまた、いじらしい。花壇の中の花はピンクが多い。斑入りや縁取りのある花もある。ピンクといえば
もう一本というか、一株の“源平下野”が咲いていて、これは濃いピンクの花のみ。源平のうちの”源”のみか?ゲンペイシモツケ、ピンクが平なのか白が源なのか判らないまま株は年々大きくなっていく。夫が地植えにしたジャーマンアイリスは紫の花を今年はたったひとつ咲かせた。梅雨入りした頃に雨の重みが大きな花の中に加わったらしく、早々に倒れて終わってしまった。やはり地植えのシンビジュウムは今はドクダミの間。花は終わっている。
今朝はカラーの花を一本失敬して飾った。虫っくいではない完璧な数少ない一本。梅雨の中休みの土曜日です。