平城遷都1300年記念・信貴山玉蔵院御神酒奉納収蔵展

 平城遷都1300年記念ということで信貴山玉蔵院御神酒奉納収蔵展が9月10日〜11日におこなわれる。奉納式典は9月12日午後2時。というご案内状が50枚も届いた。「平成史上に残る日本芸術遺産作家130」に有り難くも推挙され、指定された作品は「青い雪」/My birthday であった。50号の作品で既にニューヨークの常設画廊の主、Mr.Jainが
コレクションに加えてくれた物。日本に戻っては来ないので、新作であったこと等を含め御神酒のラベルとして末永く保存されることをお受けした。
第51代平城天皇の皇子、阿保親王の眠る京都東福寺塔頭願成寺親王堂にご奉納しておよそ5年。奉納の約束からは15年が過ぎる。今年7月25日には高山市の袈裟山千光寺に参り
平城天皇のもう一人の皇子高丘(真如)親王開基のお寺に足を運んだ。京都嵐山大悲閣千光寺に奉納予定があって、千光寺とか、阿保親王のご兄弟という関連から無視出来ないものがある。一昨年は、阿保親王さまとお妃伊都内親王、そして息子在原業平の3人が眠る大原野の墓所をお参りした。と同時に、第50代桓武天皇の神社にも参詣。いまだ第51代平城天皇の墓所におもむくことが出来ずにいる。奈良。チャンスであるのに、奈良市佐紀町にじ山。平城宮跡のすぐ北。
 貧乏絵描きの悲しさ。計画予算が立たない。奈良に行くことが出来たときには石上神宮にも在原神社にも、そして西行が庵を結んだ吉野の山奥にももう一度と欲張るから自分でもあきれる。橿原市や斑鳩には自転車を走らせて巡った。若い頃。もう自転車は無理かもしれない。往復をいれると5日間。西行の庵は一人では行かれない。小径すらない。
20年以上も前に行ったときには、ぼやぼやしていて、歌さえ作らなかった。岩清水が流れていて、一本の桜がまだ花をつけていた。やはり今一度行きたい。

展覧会の準備中

 月遅れ盆も終わる。そろそろ過ごしやすい季節が巡ってきそう。この秋には宮城県で3つの展覧会を予定しており、いま準備中ではあるが、いよいよ拍車をかけないと。
宮城県迫桜高等学校が創立10周年記念で、記念祭の一つとして展覧会を計画してくださる。9日間。それと同時に町中のギャラリーで小品展を開催する。こちらは11月3日まで。さらには、高等学校に展示する比較的大きな作品で、仙台市にあるSARP・仙台アーティストランプレース(旧青城)にてやはり11月3日までの予定で展覧会をする。
仙台市の分のDM作製中。印刷屋さんにデザインしたものをメールするも夏休みに入ってしまった。これもやがては印刷が上がってくる。より多くの故郷の人たちに観ていただきたい。そう思っている。

平成22年7月24日

再び 神岡がおろを訪問
土地のひと径をつくると草刈りの
あともすがしく小川につづく


胡瓜など供えくれたり昼下がり
集ひ来たりし かっぱともがら
土地のNPOの人たちが草刈りを
して下さっていた。こだま会の
方達は酒胡瓜トマトをご持参
わたしたちもこの日野菜不足と云って
皆でほおばった。清流で手を洗って。
がおろは色鮮やかに化粧直しを
され、微笑んでいた

平成22年7月24日

平成22年7月24日
かっぱ村35周年記念祭
初代村長中河与一の天の夕顔文学碑を訪ねる
かっぱ村35年の節目なり
師17回忌 同じこの年


ゲ|ト開け常ならぬ事 四台の
車つらねて夕顔の碑に
夏休み初めの土曜日とあって高速道路は
大渋滞。およそ2時間の遅れに地元の方
たちのご協力でこの一日の予定が無事
敢行された

かっぱ村35周年記念祭

同好の会「かっぱ村 」 が今年35周年を迎え
記念行事として岐阜県に遊んだ。31名の
参加者に地元の方が多数加わってくださった。
神岡がおろ  かっぱの方言 
平成18年9月16日に詠んだもの

天赦の日乾にあそび眼に補色
夫と訪ねし神岡がおろ

まれひとのいざなひ細き清流の
橋の下なる神岡がおろ
まれひと  貴人のこと

夫 つま とよむ

旅の空のはじめ

身延線の旅
読み終えて本とメモとを持ち替えぬ
車窓にゆかし 富士宮みゆ
富士宮ありがとう
不二さんありがとう

不二の説明

富士宮市から見る富士山はでかい! のです。

不二を愉しむ

葉山からの富士と富士宮の富士を詠む
富士ふたつ重ねて遠く見る不尽と
近くに仰ぐ不二を愉しむ

多田祐子の描いた作品のひとつ
説明です。

更に続く

  なかとみ
雨の日に紙を購ふちさき傘
身をこそ縮め渡る 富士川

 かいいわま
つばめ鳴く岩間の駅に つま 
来ると待つ間の雨の上がるきざしよ

続き

  しおがさわ はだかじま
山峡ひに大島とふ名 塩が沢 波高島
心海にあくがる

  かひときわ
甲斐常葉 ときわの色は杉ならむ
ひばの若木に雨の降りそむ

  いちのせ
ひとつ駅すぎて市ノ瀬雨脚は
しげくなりゆく 昼顔の花

  くなど
久那土駅降りて道きく三人の
男の子自転車止めておしへ来