我が家の草花
桜、この辺りは既に八重桜が開花している。山桜の花びらが舞っている中を運転して、山々が新緑に輝いている日中は
一年で最も好きな季節。そう 暑くなる前の薄緑色の季節が良い。
我が家の花壇の満天星つつじ、とうとう枯れたかしら? 昨年は水撒きをほとんどしなかったからねー
と、心配して見ていたのですが、花こそとても少なかったが、新芽、徒長枝が出ていて葉が伸びてきました。
そして二輪草も咲き、その隣では、双葉葵が育ってきています。そうあの上賀茂神社の世界遺産の双葉葵です。
葵祭りに併せて神社に送るのですが、今年も大丈夫です。
白椿、一番遅い白ツバキの花も咲き誇っています。
雨の日に
雨の庭 何の花かしらむ 大振りの白き花びら 落ち椿なり
平城宮跡地
4月5日の奈良行き。とてもラッキーなことに平城宮跡地へのご案内をいただいた。
東日本大震災のおりに、佐保川の桜の苗木を贈られて移植したという、陸前高田市から、取材の方が見えていらして
取材も終わり、市内をさーっとご案内しようというタイミングであったところに私が現れたらしい。
電話を待っていらしたそう。電話よりも速く待機場所に到着。取材の方はお若い女性で、仕事を他にもお持ちで、
なかなか活発な美人で背もお高いオシャレな方。
ご案内を下さるのは、桜祭り実行委員会委員長さん。
まず1300年の歴史を持つというから平城宮と同じ時代からの存在である「海龍王寺」へ、いってくださる。
先のブログにも書いたので、省きますが、平城宮跡地の北側を通る時には少しドキドキしたのです。
第51代平城天皇ご陵まえを通ったからですが、何とこの日は3回も通過したのでした。
大和西大寺駅までに2回行きました。私を8時25分頃の電車に運んで下さった時には3回目でした。
平城天皇の王子 阿保親王の御陵、そして親王堂のある京都の東福寺塔頭 願成寺に絵を奉納させて頂いたのは、14年前でした。
25年前にこの願成寺で、私は突然冷や汗をかき、動けなくなって、鳥肌もたちました。
わーどうしたんだろー! と焦り、私に出来ることは絵を奉納することしか無い、と、絵をご奉納します、と口走りましたところ
金縛りのようなものが解けたのです。
口走ってから10年の歳月が流れ、願成寺がすっかり新しく生まれ変わりました。建て直しに10年かかったのです。
真新しい親王堂にいよいよ私の絵が「荘厳」といたします、というご住職のお言葉によって、飾られました。
桓武天皇のお孫宮。在原業平、行平のお父宮。桓武天皇の神社には既に参拝。夫金城と共に。
阿保親王の御墓にも。お后の伊都内親王(桓武天皇の)、在原業平のお3人が五輪の塔で並ぶ林の中にも夫と共にお参りしたのですが
ただ一人平城天皇の御陵が奈良の佐紀町に在る、ということは知っていたのですが、なかなか来られずにいました。
今回は参拝は出来ませんでしたけれど、一歩近づきました。
広い広い朱雀大路。大きな朱雀門。朱雀門から北に平城天皇ご陵が在ります。そう思って、平城宮跡地を散歩しました。
歌を幾つか作りました。下記します(「をんなの時間さまざま・33」にその内載せます)
花咲く日平城天皇ご陵まえただただ通過す一気にみたび
貴人(うまひと)の阿保親王の父宮の御陵の前と胸よ静まれ
大明神南無阿保親王えにし得て絵を納めたるは14年前
朱雀門朱雀大路と気軽にも日射しのまぶしき平城宮跡地
さをを(真小峰)さす奈良の都に住まひする知り人の指は若草の山
朱雀大路自転車でゆく子供らにカメラを向けぬ日射し受けつつ
哲学の道
4月6日。つまり今日。
今度は哲学の道、京都左京区。何度も来ているこの辺り。花の満開時に当たりました。
大豊神社で舞を奉納される方が知り合いで、夫金城はお姉さまと呼んでいるのだが、なんとこの日に奉納される。お忙しいところをお邪魔して、美味しい京都の仕出し
お弁当にも預かった。舞の方はお弟子さんたちがなさるが、作曲作詞がお姉さま。85歳。やはりお姉さまとは昵懇の文学博士そして秘書の方と、10時過ぎに境内にて
合流。とても素晴らしい空模様。準備に追われるともないお姉さまを中心に記念写真を何枚か。舞が始まる時間までいられない私のために、一つお弁当を車から降ろし
て頂いて、私は時刻どうりに新幹線の人。
新幹線車内は観光外国人で一杯。その観光外国人が、3人掛けしていて、お弁当を広げ、カワイイ、カワイイ を連発している。思わず、奈良で頂いた和三盆の干菓子の
とてもカワイイ 小粒菓子を一人3個 プレゼント。ありがとうの言葉が返ってくる。
この2日間のことを金城に話して聞かせるのですが、夫は目を閉じてばかり。聴いているのでしょう。
さて、明日からは、「をんなの時間さまざま」32 を作ります。68首です。
ご案内頂いた奈良本丸
夕刻までの数時間を桜祭りの実行委員長さんが、馴染みの「海龍王寺」に運んでくださった。
古刹で、平城宮跡地に隣接している。境内は桜と雪柳の木に見事に白い花が咲いていて、
なにかほっこりさせられる。白い小さな花の集まり。桜とともに花見をしてきました。
東日本大震災のあった年に、ここ佐保川の桜の苗木を贈られ移植したという、陸前高田市から
担当の方が取材に来られていて、折もよく、ドライブタイムに遭遇?という訳で、私も一緒に
海龍王寺のお隣のあの広い平城宮跡地にも連れて行ってくださった。
平城遷都1300年祭の時には信貴山玉蔵院に、お神酒のラベル奉納があって奈良に来、昨年9月は
ごく近い春日大社まで来た。横目に平城宮跡地を見ながら、歩いては無理! と、いつの日か
来たいものだと密かに念じていたが、広い広い平城宮跡地を流石車だ。北から南までご案内を頂き
カフェラテで、乾いた喉を潤した。値千金のドライブ。誠に有難う御座いました。
行灯に至っては、実行委員会の方々の桟敷席の前に据えられていて、とってもとっても
かたじけなし 状態でした。
抽象的な絵に、解らない風の人もいれば、ふーんナルホド と言って、通り過ぎる人もおった、
と、実行委員長さんのお話付き。
実行委員会の方々に、お茶をご馳走になり、お邪魔虫の私を歓待してくださる皆様にお会いできて
夕闇も明るかったです。ありがとうございました。
8時29分に大和西大寺を出て、お宿の錦林車庫、京都左京区鹿ヶ谷法然院まで10時少し回った頃に
着きました。私が下車する2つ手前で、倒れた若い女の人がいて、10分ほど、運転手さんはあれこれと
連絡したり、倒れた女性に声をかけたり、親切な対応をしていました。
私は落とされた財布を教えてあげました。疲れきっているのでは! という車内の人たちの声でした。
さてあまり暗い写真はアップできませんでした。夕焼けもとても綺麗だったのです。
佐保川桜祭り
4月5日、佐保川桜祭りの最終日、奈良に来た。
燈火会の代表さんからのご依頼で、行灯用に絵をかいておくってあった。
昼間の桜の下での行灯と、あかりの入った絵の具合が見たくて、朝早く起きて
奈良行きを実行。行灯をブログします。
燈火会の皆さんには良くしていただいて、ありがとうございました。
3月31日
良く晴れた日曜日であった。春はもやっていることが多く、富士山は望めない日が多いのだが、今日はシルエットの美しい富士山が愉しめた。
姪の娘が友だちとお泊まり出来てくれた。ヨモギを摘んで、明日の草団子の準備をして、海岸に夕陽を拝しにドライブ。
丁度そんな時間。夕闇の訪れの前に、夕映えの空が広がって、富士山のシルエットが何時にも増して美しい。
久し振りに見る空と富士山。雲の形が迫力を増してくれている。
お嬢さん二人が冷たい海の打ち寄せる波に素足で戯れていて、私は車まで戻って、濡れティッシュとタオルを運んで、召使い。
そんな3月31日の二度と戻らない愉しい夕刻を過ごしたのです。
平成からその先にある時代の芸術家・創造者たち 発刊記念展覧会
元号がかわる5月1日から同6日まで、金沢21世紀美術館「市民ギャラリーB」において標記の展覧会が開催される。
私もオファーを受けて展示される。今、17年前に個展を金沢市で開催したことがあるので、その時の芳名帳を繰り出して
ご案内をしているのだが、今となっては達筆がすぎて、読めない方が多い。その時点では確か読めたはずだった。
まだ、途中で、発送し終えていないうちになんと、4通も戻って来た。宛所にいない、同じ番地に何人もいて配達出来ない、
そんな注意書きの赤スタンプ付きで。17年というのはもう相当昔らしい。松任市は既に無い。白山市という市名になっている。
これは発送前に気が付いて、松任市と書いた後で二本線で訂正して発送した。もう封筒の数が心細くなっていて、破り捨てることが
出来なかった。ご勘弁ください、なのです。
目の前で書いてくださっている時には、読めたはずなのにどうして時間が経つと読めないんだろう。私は相当ファジーで、大凡は
読める。人も“あなたはファジーだから” 読めるんだよ、と誉め?るくらい。
まだ間があるので残りのページの方々にもお出ししたい。今日土曜日は一通も戻ってこなかったので心は平安であった。
出品作は「西行・さまよう心」20号サイズ。この作品は長い間ニューヨークの画廊にあって、私自身ニューヨークへはもう行かれそうも
無い、と思い、送り返して頂いたもの。掲示します
奈良の佐保川で開催される桜祭りの行灯用水彩画を描いたのだが、そろそろ桜祭りも始まる。24日から4月5日まで。で、行灯に火が入れられるのは
3月30日から4月5日までなそう。(主催者・代表者さんからのオファーがあってのことです)
歌を詠んだ
やがて来る花の盛りを身を分けて佐保川に見む燈火祭りよ
で、西行の歌が好きな私
西行のそのきさらぎの望月が4日とせまる花咲くならむ 望月の夜は雲が厚かったです。しかし花は咲き始めました
西行
佐保川に見む燈火祭りよ
西行のそのきさらぎの望月が四日と
迫る花咲くならむ
医師のいふ看護師もいふ金城のジェン
トル私には眠ってばかり
完治せぬ妹気遣ひ姉君は特効薬を
送りくれたり