名付け娘の大学卒業記念
雨女という名付け子。今日はほぼ雨の一日。彼女がホテルデビューしたのが、6才の頃。われわれが頼まれマレージャーとして、イベット・ジローさんの80歳引退公演をホテルで開催した時だった。花束をジローさんとご主人のマルク・エランさんに、お兄ちゃんと一緒に差し上げた時だったのと聞く。 あの時は、マルク・エランが「嵐が丘」と表現したほどの大嵐。海辺のホテルの大窓から、荒れ狂う波を他所に、ジローさんはエランさんのピアノにあわせて、音響のテストに余念がなかった。 12月。冬の海。大嵐。果たして、お客様は、一人も欠けることなく、近隣から、千葉から、京都から、ズブ濡れ情態でも駆けつけてくださった。 大勢のお客様。引退公演の前に2度開催していたが、名付け子の彼女は生まれる前、そして2歳くらいの頃であった。 シャンソン界の大御所のジローさんのコンサート。想い出は彼女の胸に焼き付いている。汚してはいけないと云われるドレスを着て、可愛らしい彼女はお兄ちゃんと一緒に、舞台のジローさんとご主人のマルク・エランさんに近づいてゆき、手に余る大きな花束を贈った。 あの時がホテルデビューだったの、と云う母親が、あの時と似たような雰囲気のところで、お食事会を企画しての今日。 で、立派な雨の日。波も荒く、白波が押し寄せる窓辺。22年間のうちの、学校生活では、緊急連絡先でもあった。お兄ちゃんともども。 親戚みたいな関係で、しかも多田祐子の作品の10点はお持ちくださっている。 15日が卒業式。ガウンに帽子着用の大学の卒業式というわけで、今日は振り袖を着て、フルコースのご馳走を我々も共にいただいた。 式服を借用して、おまけの記念写真。 おめでとう、そして有難うの一日。
15日が卒業式です
15日が卒業式です