松竹大歌舞伎 近松座公演 見る
9月1日は全国防災の日。ラジオは一日中防災関連の番組編成。そういえばここしばらく新しい防災グッズを準備して、いない。旧くなったと捨てたり、元に戻したりして後はそのまま補充しなかった。玄関に置きっぱなしのダンボールの丁度良さそうな大きさの箱に、新しく何かにと準備しないとなりません。地震の多い最近です。台風と一緒に地震災害が発生したならという心配が杞憂に終わることを祈るのみです。
さて、午後2時からの大歌舞伎 近松座公演を横須賀芸術劇場に夫と楽しんできた。午前中に銀行や郵便局そしてスーパーと、用事をしたが前日の台風のお陰で何れも大混雑。銀行は大晦日なみの行列。葉山町役場にある横浜銀行派出所でさえ5人待ち。普段は一人も並んでいないのにと、腕時計とにらめっこ。スーパーで買ったお弁当を食べて開演15分前に劇場の指定席に到着。予約に手間取って今回は生憎と後ろの方。予約のタイムにかかってきた電話を素早く切ることが出来ずにいるうちに20分程が過ぎ、台詞が聴き取りにくい位置。夫が一言。後ろ過ぎる。舞台全体が見渡せたにしても、オペラグラスが要る距離。次の大蝋燭能は大丈夫。まえから4列目です。
近松座。坂田藤十郎さんの御挨拶・お目見得が良かったです。気が利いていましたし情がありました。“くどいようですが”の2回使いは私も使わせてもらおうっと。
河竹黙阿弥 作「連獅子」 では修験者の中村亀鶴の舞踊が私には良かった。フアンになりました。
今遊んでいるのは来年の展覧会のためではなくその次にくるだろう展覧会に向かった遊びです。よくよく遊んでいないと満足する絵が出来上がりません。勿論キャンバス上でもあれこれ四の五の遊んでフワッと仕上がるのが心地良いのですがね。くどいようですが、私はデッサンが出来ているものは硬ーくしか仕上がらないので納得がなかなかいかずにとても苦労するのです。毎度フワッと仕上がる事を期待しつつキャンバスに向かう。「連獅子」の村娘 中村壱太郎さんが着けていた淡い色ばかりの舞台衣裳。着物、帯。あそこを目指そう。と思った。淡い色ばかりで描く時はしっかりと地塗りを終えていないと後悔する。地塗りをせずにとても気に入った絵が目の前に現れると10日間以上は頭が痛い。ほとほと慌てて描く自分が嫌になる。壱太郎さんの着物からそんな後悔したことばかりを思い、ボツになった淡い名作?が脳裏を駆け巡っていたのです。
では、今月15日からの北鎌倉駅40mの鎌倉古陶美術館での展覧会にお運び下さいますようにお願いいたします。古陶器とのコラボレーションです。