雨降りお月さん
家居の続くこの秋、そして冬の初め。コロナが落ち着いてきた気配に包まれ、なんとなく穏やかに暮らせそうな日々の到来。
寒さが早くやって来て、ちょっと心細いことではある。
月を仰ぐことの好きなわたしは、この秋の十五夜、つい先週の後の月、十三夜を戸外に出たり、窓の内から眺めたりした。
口から出る歌があって、音痴ながら、いつか「雨降りお月さん」を歌っている。
特に “一人で唐傘さして行く” のところが、眞子さまのこのご結婚をいたはしく思い、涙が萌す。
畏れ多いことではあるが、唐傘無いときゃ“お馬に揺られて濡れて行く” という歌が、このご結婚と重なってしまう
私の日々なのです。
眞子さまを思えば声に出し歌ふ雨降りお月さん ひとりで行くと