有賀小学校での日曜絵画教室
12月16日日曜日。寒風吹き荒ぶ中でのスケッチ。親御さんたちが迫桜高等学校からイーゼルを借りてきたという具合に気合いが入っていた。子供たちには道具の使い方を教えて上げる絶好の機会かもということもあり教室を出た。風対策を施してくださるお父さんも現れ、篝火を燃やし続けてくださるお父さん方。朝、雪が降り、空気はピーンと張って「禊」以上のきれいさ。しかし1時間半が限界。体育館に入る前に、お母さん方が暖かい飲み物を運んでくださる。ありがたい。体育館に移動して、日曜絵画教室は少し残念ながら、戸外での制作をあきらめる。水彩を施す前に暖房で暖まる。さて、思い思いに、6年間通った校舎に思い出を重ねてそれぞれが描いたスケッチに地塗りをさせる。
子供たちは固まりたいらしいが、自分の心と対話してほしいので、一人になることを強いる。顔が皆違うようにイメージも違って当たり前。それぞれのイメージで出来上がった物を尊敬するのが人間ということを今回は教えたかった。12時。まだまだ終わらないが、お母さん達が昼食のすいとんを大鍋で運んで来てくださる。手作りの熱いすいとん。日曜日返上で校長先生も勿論担任の先生も付き添ってくださっていて、全員のご家族、おとうさん、おかあさん、おばあさんの付き添いもある。(このおばあさんが私の詩集“ペンネーム・河名千絵”の第一と第2の詩集を持って来られた。)5年生の子と4歳の女の子が参加してくれていたから、総勢40人は優に超える数。数えるべきだったと今思っているのです。この子供達が一年生の時に担任だったという隣区の小学校に通う先生も子供の成長が見たくてお土産持参でご参加。熱いすいとんをお代わりして、美味しい漬け物は箸休め。デザートはりんご。一時間の昼休みの後は、温まったことと、元気を付けたことで、1時間程で出来上がる。ちょっとアドバイスを上げてサインをしてもらう。日付も加える。6年生14名に5年生の一人と4歳の子の
16枚の作品を横一列に並べてみんなで改めて鑑賞。同じようなものは一つも無い。
一つの校舎を見て描いた絵にそれぞれの思いを加えたことによって、個性溢れる作品が並んだ。みな優しいことがわかる絵で色調がおだやか。絵が好きという感想文を書いていた子はそれなりのことはあって、頼もしかった。が、ちょっと少しアドバイスを。心に少しのすき間が感じられたから。手作りの修了書を一人一人に渡す。
子供達は絵を描く間に寄せ書きをしていたらしく、温かい寄せ書き色紙を花束と一緒に戴く。午後3時。終了。お父さんの一人に送っていただく。参加した子が3人の親御さんでした。さて、初めの方で新聞社の取材の方がお見えになり、質問があったのでしたが、もう始まっていましたし、寒い中を子供達を待たせられずに、“ 何か応えている暇がないわ”等といったことで申し訳ありませんでした。