上海市大田画廊へのご案内

 梅雨に入りました。北鎌倉古民家ミュージアムでのあじさい展も6月1日から始まります。7月10日までの39日間。昨夜搬入の準備を完了。苦労が多いのは題名付け。
一方上海市莫千山路50号7号楼4楼にある(私は行ったことがありませんが)大田画廊DATIAN ART では23日〜始まっております。小品4点です。上海市を訪れておられる方はお立ち寄りください。

 では、宜しくお願い致します。TADA yuko

上海市大田画廊の多田祐子の小品4点 TADA yuko
上海市大田画廊の多田祐子の小品4点 TADA yuko

フライヤーを手作りしました。

 6月1日から始まる北鎌倉古民家ミュージアムのあじさい展、9月の富士宮市のまちなかアートギャラリー、そして京都の第55回目の展覧会と、3つの展覧会のご案内を一枚のA4サイズにまとめました。私はB5サイズが好きなのです。でも生憎とB5サイズの紙がありませんでして、手持ちの紙で我慢しました。北鎌倉古民家ミュージアムのあじさい展
は7月10日まで開催です。7月4日のみ休館です。いろんなジャンルからの出展だそうです。水彩画、日本画、洋画、ガラス絵、陶芸、染色、刺繍、プリザードフラワー、写真、押し花絵、タイル工芸、盆栽といった多彩さ。おまけにあじさい小径には100種類のあじさいが植えられています、とのこと。私は洋画、油絵での出展ですが、なんだかドキドキしています。面白そうで、帰ることを忘れそうです。ではお楽しみくださいませ。お待ち致しております。

あじさい展に出展
花かざり
あじさい展に出展
今年の国内展覧会 ご案内
フライヤー
今年の国内展覧会 ご案内

あじさい展に向けて

 北鎌倉古民家ミュージアム(旧鎌倉古陶美術館)での『あじさい展』に向けて準備をしている。広い会場なのと、何点でもいいですと仰る若奥様のお言葉にあまえて、11点は出品しようと思い、悪戦苦闘とまではいかないが、紫陽花に挑んでいる。我が家の庭にある紫陽花は全部白。青い色のあじさいを頂いて植えたのだが、山の酸性濃度が強い土らしく、見た目白。淡くピンクやブルーの差し色がだんだん日がたつにしたがって見えてくる。まだ咲かないが、今年も尺取り虫に葉が大分食べられている。肥料はあげないことにしていて、白い色の紫陽花を楽しんでいる。
 では、北鎌倉の古民家ミュージアムにお運びくださいませ。6月1日から7月10日までで、開館時間は9:00から18:00です。お休みは7月4日の月曜日一日だけです。入館料500円ですが、お待ち致しております。

宮城県栗原市沢辺の隋洞山全慶寺

 昨年の11月3日、文化の日に宮城県栗原市沢辺の隋洞山全慶寺の金成文殊尊開眼供養祭があった。私にもご縁をいただき、ありがたくも参会。文殊さまは中国の仏師のなかの名人が彫りあげた少し可愛らしいお顔の仏さま。ご縁はご住職の後藤当主と従弟の鎌田が同級生というところから。日頃からの親交が深く、私にもおこぼれがあって奉納の栄誉をいただいた。サイズがあって、言い渡された寸法になんとぴったりの絵があってご奉納。いつものようにF型で描いていたなら没。珍しくP型だったかM型に描いてあって、しかも額付きサイズという要望をクリアーした。
真新しい文珠堂にフックを一本。やり直しはきかない。一期一会。未だキャプションをお届けしていないことが最近気になり出しました。キャプションとは題名やら作者名、制作年を明記したもののことですが、夏頃にはお届け致しましょうね。ちなみに題名は「わたしを手招く桜」です。今年は大震災があって、誰もが桜を堪能できませんでした。

金成文殊尊堂にご奉納
私を手招く桜
金成文殊尊堂にご奉納

ひとつの紫陽花

 鎌倉古陶美術館が呼称を変えた。『北鎌倉古民家ミュージアム』に。5月14日から改称しますというお知らせが館長の長谷川正氏から届きました。6月はじめからの“紫陽花展”に何点か展示予定です。その中の一点をここに展示しましょうか。

ひとつの紫陽花
雨に唄えば
ひとつの紫陽花

上海市莫千山路50号7号楼4楼と鎌倉とパリへのお誘い

 雨もよいの5月の連休。昨夜の菅総理の記者会見では静岡県の浜岡原子力発電所の全炉停止の要請があった。夫金城の言う原発は要らない!が伝わっていくことを私も願う。
原発に変わる電源開発を急いで欲しい。

 さて、上海市にある大田画廊での展覧会にお誘いしたいです。来たる5月23日〜6月17日まで私の小品4点が展示されます。この期間に上海市を訪れる予定の方は是非お立ち寄りください。そして出来れば4点ともお買い上げください。3号サイズ4点です。
 また、北鎌倉の鎌倉古陶美術館では6月最初から“紫陽花展”が始まる予定で、私も出展予定です。今、紫陽花と戦っております。あの弱そうで弱くはなく、儚くもなく、色とりどりの、あぢさい。あぢさいを描く名人さんたちとご一緒ですから、勉強させていただく場です。どうかこちらの方もお出掛け下さい。
 もう一ヶ所はパリです。
巴里日本文化祭2011がパリ5区の Espace Evolution (rue Saint Merri) であります。6月21日〜23日
         二会期目は  Japan Expo (Parc d'Expositions de Paris-Nord Villepinte)です。6月30日〜7月3日
フランスの方達のご要望とかで、今回は水墨画での出品です。『和』のテーマに乗せられました。はじめての水墨画。半切。息を止めて和紙と墨に挑戦しましたが、弱かったかもしれません。お月さまと波だけです。「月のプロフィール」と題しました薄墨。表装が大変です。日本一という大経師表具師。表装に助けられて穏やかな海と月を描いてみました。パリ行きの計画が予定されている方は是非ご高覧ください。多田祐子の抽象画を知っておられるフランスのかた達が多田祐子の水墨画が見たいと仰ったそうです。どんな
評価が下されるやら。日に日に心配が募ります。

芸文絹糸金賞届く

 WAC世界芸術文化交流会を通じたタイ王族と日本の美術家との交流は10年という記念の年を迎えました。それを期して、タイ赤十字と世界文化交流会5カ国の支局は、世界平和に貢献した日本の美術家を精選し、『芸文絹糸金賞』を授与することとしました。以上「文化展望・bunten」2011April  vol.37 より
 5名の受賞者の模様。多田祐子にも記念の品が贈られてきました。5つのプチダイヤが嵌めこまれたデザインで、日本列島から東アジアの海岸線がタイランドからマレーシアやインドネシアまで刻印された蓮の花。ご報告までに。

ピンバッチ(2x3センチ)
芸文絹糸金賞
ピンバッチ(2x3センチ)

我が家の最近

 17. 8年前に「このように定期点検をやっているにもかかわらず事故が起きるのは何故でしょうね」とレポートに書き、「危険な原発は要らないですよね」との発言から、仕事が減った夫金城はごく最近、右手のパンチが相手に届かない、という同じ夢を何度も見たという。後、大地震がおこり、大津波に襲われ、「フクシマ」の原子力発電所の大惨事が起こった。「正夢」。夫は何だろうと思いつつも、話すことはなかった。
 日を追って、東京電力の社長の顔が全く見えないことや、無闇に広がる風評にストレスを増していった。水処理レベルの定期点検作業で、「フクシマ」や女川等作業をしたところは多い。水を送る電源が津波で使えなくなったということに怒りを顕わにした。日頃温和な夫は家の中で、原発は要らない、新たな電源の開発を急ぐべきだった、と繰り返し言う。放射性物質被害が少ない野菜が食べられずに刈り取られる様子にも、心から怒っている。
 目に見えないストレスがある日の朝右手に現れた。土曜日、病院へ。MRIで血栓があることが判る。相手に届かなかった右手のパンチ。原子力の怖さが判る故の血圧の変化。
今、力が全く入らずに、毎時リハビリをしている。一日おきに鍼とお灸に通い、自ら作ったリハビリグッズで訓練を重ねている。右手でドライバーが使えるように、箸が持てるようにと努めている。当然、4月5月6月の仕事はキャンセルとなった。注文先には、多大なご迷惑をかけてしまい、このことにも残念無念の日々。
 依然として、原発には怒りつつ。

モナコ・日本芸術祭2011 「カミーユ・ブラン」賞届く

 2011年3月4日〜6日にかけて開催されたモナコ・日本芸術祭は主催がモナコ公国政府観光会議局/モナコ公国文化庁であった。国立・レニエ3世オーディトリアムであり、総合監修はミッシェル・キング氏。2007年に初出品して「セルジュ・リファール」賞をいただいた。フランスを代表する舞踏家の名前で、舞台監督、オペラ座の首席ダンサーであった人の名を冠した賞であった。今回はモナコに隣接するフランスのボーソレイユ市の初代市長の名を冠した賞であった。ソシエテ・デ・バン・ド・メールの社長を兼任されたそうな。モナコ公国が制定した十代文化人の名を冠した賞。とある。モナコには今回も絵のみ行き私は経済的に行くことが出来なかった。3回目であったモナコでの展覧会にとうとう多田祐子は行かれず終いか?

涙する日々

 東日本大震災の被害にあった方々の怖い体験を毎日ラジオに聴き、新聞に読み涙が流れる日々です。元気を取り戻しつつある子どもの様子には更に胸が詰まって涙。原発の事故が収束つかず、怒る人々とは一緒に許せない気持ちです。時空の止まった3月がとても長く、とにかく自律神経失笑症をおこしました。被災地で被害を受けられた皆さまの事実を直視する姿には最大の敬意を贈りたいと思います。
 春の絵を一枚

紙に水彩とオイルパステル&油性ペン
花咲く頃
紙に水彩とオイルパステル&油性ペン