東日本大震災復興美術展覧会・日光東照宮・客殿

 昨日、早朝の電車を乗り継ぎ「東日本大震災復興美術展覧会」及び、「日光東照宮被災地復興祈念芸術奉納」の儀に参列のため日光に行ってきました。日光東照宮及び タイ王国赤十字のご協力があり、タイランドからは王族のソムラップ殿下(WAC会長)をはじめアヌワット・ブーンニティさん(WAC常任理事)、SUREEさん(各種アドバイザー)とSUREEさんのお孫さま、イベント方面の代表の方等5名のかたをお迎えして、日光市長代理・副市長さま、日光東照宮宮司・稲葉さまのご挨拶をいただき、多くのマスコミ方面の取材もあって、一時間20分のセレモニーでした。揮毫の「咲笑」(さくら)はお若い京都の書作家の方がなさいました。  社務所のある客殿から階段を上り、曲がりくねった廊下を渡って、一般観光客のかたは入れない“将軍ご着座の間”に。この将軍ご着座の間で、主催者、協力者、展覧会出品作家にお祓いの儀が執り行われました。  土曜日とあって、拝殿は観光客で溢れていました。庭隅には僅かに雪が残っておりましたが、温かな一日でした。  直会の饗宴の前に、奉納作家には受納書のお手渡しの儀があり、神官さまから各人が「受納書」をいただきました。  受納作品には受納番号が額の内側、絵の左下に真鍮でしょうか、既に取り付けられておりました。長く東照宮内に保存していただく「花回廊」と別れの一時を持ってきました。

奉納作品・左下に真鍮の保存番号
「花回廊」
奉納作品・左下に真鍮の保存番号
展覧会出品作
「スピードに乗って」
展覧会出品作
保存して戴く作品と
別れ
保存して戴く作品と
晴れ上がった日光
男体山
晴れ上がった日光

羊歯

山住まいの風景

窓枠は額縁になる 早みどりに
羊歯育つ見ゆ春雨の中
やがて大きな羊歯になる新芽が
美しい浅緑色に崖に見えるのです

葵の花

 今日二葉葵に花が咲いているのを見つけた。昨年よりも花数が多い気がする。5月15日の葵祭までには昨年と同じくらいの株を送りたいと、見守っている。葵の里親をしているので。

二葉葵の株
ここからの成長がなかなか
二葉葵の株
釣り鐘状の花
桃色の小花
釣り鐘状の花
同じく
下向きです
同じく

日光東照宮に奉納

 ごもったいないことに、日光東照宮・客殿での展覧会展示に併せてご奉納者の一人にさせて戴いた。推挙あってのことだったが、返事が遅れた。
本当に勿体ないことである。作品は「花回廊」10号である。地球上が次々に咲く花で回廊になっている。風に運ばれるはなびら、水に流れるはなびらをあしらって表現した。花は無心に咲く。風も無心に吹き、水も無心に流れる。私も無心に絵を描きたいものだ。それがなかなか。
本日午前中に梱包して、発送した。この三日間居間に改めて飾り、嫁入りする絵を送り出した。4月13日に、奉納の儀が行われる。参列の予定だ。

我が家の壁の「花回廊」(上)
日光東照宮行きの前
我が家の壁の「花回廊」(上)

彼岸明けを前に

 春の彼岸が明日で明ける。今ここ葉山では桜が満開。辛夷や連翹、椿、らっぱ水仙、それに花桃も咲いている。なんだか目移りして仕方がない。桜はもっと後の開花がいい。
辛夷の白い花や連翹の黄色の花が終わって、花桃のピンクの花々が消えてからの登場がいい。そういえば雪柳の花も盛んに咲いている。なんだかもったいない今年の開花である。寒い冬から一気に初夏のような日々が続き、一斉に花が咲いた。3月6日に河津桜を観に行ったのだから、間が欲しかった。勝手な話しだが、まだお弁当を作って花見に行こうという気分が湧かない。
 さて、本日、日光東照宮に奉納の作品を決定した。「花回廊」に。
 京都は嵐山大悲閣千光寺に奉納しましょうと準備中だが、こちらは本殿がまだ落慶にいたって居らず、100号サイズ2枚の題名は既に決めてあるが、どの位先の話しかは判っていない。大悲閣千光寺は江戸時代の大豪商角倉了以を祀っているが、大御所、日光大権現さま家康将軍に御朱印船を赦された豪商だった。千光寺の客殿には大きな大きな家康将軍の御位牌があって、思わず手を合わせて参拝した。ちなみに千光寺には2度拝観している。
 この“千光寺に奉納”には、その前に日光大権現様へのご奉納がなければならなかったらしい。今日に至って納得。
余談だが、御朱印とは大将軍にのみ赦された印のことで、家臣は皆墨にて花押、書き判を用いた。今日のように誰でもが朱肉を用いて朱印を使用出来なかった時代のことでした。
 また、日光山輪王寺には知人がお勤めしておられることから、いつの日にか、奉納の儀に及びたいと願っている。

歌を一つ
ポジションで精進波羅密 忍辱と禅定布施し 知恵にいたらず

ポジション=自分の立ち位置
精進=いろいろなことに努力すること
波羅密=彼岸
忍辱・にんにく=わがままを言わず、耐えること
禅定=心を落ち着かせて自分を見つめ直すこと
布施=自分のものをこだわりなく他へあげること
知恵=(持戒じかい・規則正しく生活すること)以上の五ッの行いを通して完全な悟りを開くこと

日光東照宮客殿での展覧会へのご案内

 咲笑(さくら・と読んでいただきたいそうです)〜 東日本大震災復興美術展覧会 〜 が4月13日から17日までの期間、日光東照宮客殿で開催されます。主催はWAC世界芸術文化交流会。10:00〜16:30の時間帯です。私も推挙をいただき出品いたしました。桜の開花が桜前線にのって北上することから題名を「スピードに乗って」としたものの、あまりスピード感はありません。10号サイズです。へたなウインクをしております。これから日光に行く計画をお持ちの方は是非期間を合わせて戴き、滅多に入れない客殿の展覧会をご覧いただきたいと思います。陽明門や拝殿、本殿とは少し離れておりますが、200点ほどの桜がテーマの作品群。きっと素晴らしい展覧会に違いありません。
以上ご案内いたします。

東日本大震災復興美術展覧会出品作品
「スピードに乗って」
東日本大震災復興美術展覧会出品作品

お彼岸を前に

 庭の花桃の木に今朝3輪の花が開いたと思ったら、昼頃には8輪に。東京では桜の開花宣言があって、お彼岸の入りを明日に控え、いよいよ百花繚乱の季節。
私も眠りから目覚めようと思う。
我が家の花を掲示します。

桃子さん
桃子さん
小春さん
若草の上に桃色はな椿敷き詰めたるはひよどりが技
小春さん
椿(ちん)さん
命ある者どおし陽をうけつひと日のなりはひ重ぬる春に
椿(ちん)さん
ルリさん(おおいぬのふぐり)
足下に咲いています
ルリさん(おおいぬのふぐり)

NYC のアーモリーウィーク

 ニューヨークでは7日からアーモリーウィークが始まった。オファーがあって出展している。日本では9日の土曜日だが、ニューヨークはまだ金曜日の夜のタイム。「ノースレッド(微笑み/Smile)」 と「新凱旋門」の2点。Fountain art fair。 長い歴史を持っているアートフェアーだ。大勢の人に観ていただきたい。そしてコレクターさんが現れることを祈っている。

 今朝ほどの夢は「悪評をたてられ苦しむことになる」というものだった。夢の内容は単純ではなくて、赤ちゃんが泣いて「知人から食べ物が届く」という夢占いの判断。長い物語のような夢で、夫に話しては、相変わらず変ね! と。 長い夢の中では大道芸人が、地球の経度と緯度を当てるというもの。そこの部分に自分の荷物、スーツケースだったが、置くことで、みんなが拍手していた。夢判断では判らない。なんでしょうね。

 しかし「悪評をたてられ苦しむことになる」というのは、困る、というものです。

 先日の展覧会の中の小品を掲載します。

SMART SHIP GALLERY
小品の数々
SMART SHIP GALLERY
オートバイの魔女

さて「啓蟄」です

 まもなく3.11がやってくる。2011年は大災害のあと暮れまで呆然と過ごしてしまった。いまようやく元のように赤やピンクの絵が描けるように。
下北沢での展覧会に展示した「下北沢」の100号サイズの絵の題名「Fine Jacket」に改名。

 たったいま、ブログ中に押し処が悪かったもようで、長文が消えてしまいました。元にもどりません。短文になってしまいました。気を取り直そうとお昼ご飯タイムで気分を変えてみましたが、無理でした。「啓蟄」ですが、今年は庭のはなももの花が一向に咲きません。つぼみも膨らんでいません。全て遅い所為で水仙の花がまだまだ咲き続きます。  

「Fine  Jacket」& me  &「HANIKAMI」( left)
SMART SHIP gallery
「Fine Jacket」& me  &「HANIKAMI」( left)
「INORI」&「月のプロフィール」&「ふじぐも」(back)
SMART SHIP Gallery /Feb.
「INORI」&「月のプロフィール」&「ふじぐも」(back)

「多田祐子の会」終了

21日に開催しました「多田祐子の会」は極く少人数でしたが、終了しました。香川県の多田祐子さん、藤沢市の多田祐子さん、浅草の多田祐子さん、そして私と、4人の多田祐子に夫や極く親しい友人、妻が多田祐子だという夫さんは、ちょうどタイミング宜しくご出張の帰り際。
23日に来廊の26・7年来の友人が、ブログを覗いたのが22日で残念と云って現れました。待ち合わせしたわけでは無いのに、何時も一緒にパーティに参加する、映像作家と会場で会って、そうだったんかいなー、こちらも残念!という
話。
しかしまあ、画廊が広いわけでは無いので、あまり宣伝しておりませんでした。
二次会ではハイバリトンのクラシックで、My wayと 荒城の月 を 堪能。
他のお客様が歌われる、別れの歌、そしてシャンソンの名曲を楽しみました。
新宿の夜を10:30まで愉しみ解散したのです。
香川県の多田祐子さん、藤沢市の多田祐子さん夫妻、浅草の多田祐子さん、
そして多田祐子さんのご主人さま、私の友人の方々、お集まりくださってありがとうございました。

またそのうちに計画いたしましょう。それまでお元気で。