6月14日 岩手・宮城内陸地震

6月14日 岩手・宮城内陸地震

 昨日の朝つまり14日に起こった震度6強の「岩手・宮城内陸地震」は、今日になって衝撃も新たになった。地震直後の連絡で、私の実家は大丈夫だった。停電しているだけです。という甥からのメールや、昼過ぎの弟との携帯でのやりとりでも大丈夫とのこと。どの程度の大丈夫かは私にはわからなかった。まあすこしは物が落ちてきたりはしたのだろうと、想像した。ニュースではしきりに栗原市の名前が出る。栗原市は3年前に10ヶ町村があつまって発足した。その中に私の生まれた若柳もはいっている。9時半頃から、地震お見舞いの電話が入り始めた。みんな心配をしてくださる。ニュースでは余震も伝えている。奥州市にも知り合いがいる。みんな無事だろうか。そうそうTELは使えない。緊急連絡等にじゃまをしてはいけないと冷静になってみる。
 夜になって、従弟にもTELが通じる。校長先生の彼の学校は体育館の窓ガラスが一枚われたくらいという。若柳にある私の母校からメールが入っていて、ここの小学校は理科実験室の器具類が落ちて割れた程度の被害とのこと。その程度で済んで良かったと眠りについた。亡くなられた方々や、まだ見つかっていない方々もおられるし、駒ノ湯温泉の惨事もあったが、心静めに読みかけの本を読みつつ。
 さて、15日の朝刊を開くと、大きく崩れ落ちた道路があってここは昨年の秋、車で通った事のある道。ご案内いただいた人の家も此の当たり。慌てて
電話を。幸いご無事。少々家が傾いたとおっしゃる。目と鼻の先とも。朝早い時間で土曜日ということが幸いしたかもしれない。そうそう車が通る道でもない。紅葉の季節なら走っている車が多かったかもしれない。しかし新緑を見にバスを仕立てて行かれた方達がいらしたから、なんともいえない。
この土砂に埋もれた何かがあったかもしれない。今ニュースが駒ノ湯温泉の3名が遺体で見つかったと伝えている。関係者にはお悔やみを申し上げます。
 私の姉は高校時代に山岳部で駒ノ湯にはよくお世話になっていたし、知り合いの高校の先生には後輩がここにいるとのこと。泣き虫の先生の後輩かもと思うと、身近な想いの気の毒さが在る。
 若柳の友達は藏の壁が落ちたり、燈籠が倒れたという。もう一人は金成というところに住んでいるが、コレクションの大きい器がふたつ落ちて割れたそうな。まだまだニュースがたくさんの怪我人や行方不明のいることを伝えている。
 仙台市に住む知り合いは、洋服ダンスが倒れて、皿類も散乱しているが、もう慣れてしまったから、一週間位掛けて片付けるよ。と言ってガッカリしていました。皿類というのはお店のことで、積み上げている皿がまたもや割れてしまったもので、慣れたというのは、宮城沖地震があったり、30年前にも大きな地震がありましたから。
 地震は本当に怖ろしいです。気を付けるというわけにはいかない自然現象。被災者にお見舞いを申し上げるしかない。そしてお見舞いTELをくださったかたがたにはお礼を申します。