宇宙の進化
10月11日〜14日にかけてのチュウリッヒでのアートフェアーに、「宇宙の進化」を展示する。担当者さんの好みに従った。たまたま夏に出た美術の杜社のBM Vol.29に、ル・サロンの現会長クリスチーヌ・モノーさんが評を寄せて下さっているので、スイスとフランスはお隣どうし、お役に立つかな。と、批評文を載せて、絵とともに、一枚の絵はがきにして送付した。生憎と評文は日本語に訳されているが。つまり“個性輝く作品”とある。
スイスには3回訪問した。国連の平和の間での国際交流展で初めて行って、スイスを一回り、一人旅をした。後の2回はジュネーブでのアートフェアーに出展。ニューヨークの画廊を通しての出展で、ニューヨークに住んでいるアーティストたちと、連日ワイワイ愉しかった。
今回は絵のみ参加する。スイスでの第一日目に小父さんが “ズーリッヒ” と発音して、道を聞いたわたしは??? ああチュウリッヒは日本語だったか、と、いまだに思い出す駅のホームでのひとこま。その手製の絵はがきを下記します。
夫金城がかたづけていて、2階に持って行きなさい、という物の中に、1991年のペルー美術賞展のカタログがあって、当時のリマ美術館長セシリア・アライサさんが載っている写真をみつけた。私は「動物園」という50号サイズの作品を発表した。その「動物園」をリマ美術館に収蔵してくださった方だ。
日本人とか日本人じゃないとかを問題にしない作品で、収蔵したい。と仰った女性の館長さん。このときもリマには行っていないので、いまだにお会い出来ていない。当時はしっかりデータを保存していなかったので、このカタログに掲載されているものしか残っていない。まさかそのままリマに残るとは考えていなかった。1990年の12月初めから1991年2月いっぱいまでの3ヶ月間、わたしは初めてのニューヨークでの個展でマンハッタンにいた。
マンハッタンで出会ったのが今の常設画廊主。JMGのMr.Jainである。
さてさて、10月11日〜14日までの間にズーリッヒにお出掛けの方は、是非アートフェアーに足を向けてください。