奈良に行ってから一月が経ちました

奈良に行ってから一月が経ちました

10月21 22 23日 と、奈良県の川上村と吉野に行って来ました。もう一月が経ちます。
春に展覧会に展示した絵一枚をお返しに行ったのです。お若い画商のりえさんが一緒に行ってくださって、彼女の車、ベンツで新東名をかけました。
絵をお返しするだけなら、宅配すればいいのですが、奥吉野の西行庵にもう一度行ってみたかったのです。
30年ほど前に熊笹をかき分けて行ったのでした。道なき道。獣道を作ったような感じの訪問でした。果たして案内が無くて行かれるかしら?の 心配は要りませんでした。便利というか味気ないというべきか、道標もあり、整備された小径ができていました。熊や鹿の姿は見ませんでした。かわりに、泣き虫というかバッタがチチチ、キキキと鳴いて見送ってくれますし、鹿のフンは至るところにありました。ヤッホー、と向こうの山に向かって声を出すりえさん、木霊が返ってこない❗️ と。遠慮した小さな声では、返ってきません! エエ! そんな感じで帰路ものんびり。
駐車場のある金峯神社で出会った親娘を乗せたハイヤーの運転手さんと、西行庵までいってきたの、と、片言の挨拶。
高齢者の母親には往復50分から一時間の山道は無理❗️靴も適当じゃ無い。
30年前の西行庵には遅い桜の花が咲き残っていて、脇を流れる苔清水も、哀しいほどの風情いっぱいだったが、もはや
哀しさは、半減。何か違う。観光地化の所為。吉野杉が伐りたをされている。よく分からない風景。
でも念願だった西行庵行きが実行できた。
ここからベンツで細い道を金峰山寺をめざし、ご開帳のタイミングで回廊を巡った。
水分神社は途中下車。古い古い神社さま。ちょうど昼ごはんの時間でりえさんが選んでいたお店に入ると
金峯神社で出会った親娘を乗せたハイヤーさんたちもここで昼餉を。
再会にお互い笑顔が溢れる。季節が人出のない時期。お店も空いていて、柿の葉寿司と鴨のうどんを美味しくいただく。
ハイヤードライバーさん、りえさんの運転を見ていたらしく上手いねー! と褒めてくださる。
このハイヤードライバーさんたちの歌がたくさんできた。
さて、後醍醐天皇の皇居、吉水神社へ。入場券をりえさんが買ってくれて、およそ一時間見学。
ここに勝手神社の大山祗神さま、木花佐久夜毘売の命さまが、今仮の宿りをされていて、お参り。
火災にあったとのこと。帰り日の朝早くお参りした丹生川上社の社にも大山祗神さまがお祭りされていて、
参詣。木花佐久夜毘売の命いわゆる富士山では随分とお世話をいただいている。
大山祗神さまは木花佐久夜毘売のお父上さま。
先日、「老松」という富士山を描いた絵をお買い上げくださった方がおられ、絵の説明をして、大山祗神さまと
ニニギノミコトさまの話をしたばかり。お礼参りの感じでした。
お宿で出会った人たちのこともあるのですが、今夜はこの辺で。

西行庵、西行像
西行庵、西行像
紅葉にはまだ早い
紅葉にはまだ早い
チチチキキキとなくバッタ
チチチキキキとなくバッタ
りえさんがこだまが返ってこない、という山々
りえさんがこだまが返ってこない、という山々
吉水神社の一目千本
吉水神社の一目千本
吉水神社で
吉水神社で
丹生川上社の山神 大山祗神さま
丹生川上社の山神 大山祗神さま