姪たちが飼う犬

 姪たちが飼う犬

10月に入った。今年は五月、一時停止の0,5分不足で罰金を科され、講習を受けさせられた。それと銀行の通帳入り平形巾着袋を見失い、
警察に届けた。幸い銀行内に忘れ、翌日には連絡があって、やがて全て戻ってきた。一晩中心配をした。クレジットカード、キャッシュカード、が揃って入っているものだったから。金城にも伝播していて、話さなかったものを、それとなく気取られていて、セラピーさんに、言葉の伝達ではない方法で知らせ、心配させたことを知った。
6月は6回目のコロナの予防接種の副反応で数日朦朧の上ハゼ負けを喫した。お医者さんに薬を処方していただいたが、何年かぶりの痒みとのたたかい。
7月は展覧会ができて喜びの日々。金城には施設にショートスティを願って、5日間ほどを日本橋界隈に遊び、暑い夏を過ごした。
8月は金城に移して二人でコロナに罹った。私が知らずに移したもの。金城が吐いたので、往診を依頼。コロナと判り、5日間の飲みきり薬で
陰性に。ヘルパーさんのサービスもなく、訪問入浴もなし。5日間だったから我慢ができた。中旬過ぎに予定通り、奥飛騨温泉郷の「焼岳」へ。夏休み中の姪の子、大学生を連れて、上高地にもお連れいただき、夏休みを楽しんだ。
姪の娘が帰った後、仕事をしようと持ち込んだ道具類を開くには開いたが、何も手につかず、高校野球の決勝戦宮城と神奈川戦をテレビ観戦。
富山や高山市にも連れて行っていただき、画材屋さんで、気に入った小さな額縁を一つ購入。
神岡というところの友人たちがランチをご馳走してくださったり、ノーベル賞受賞者の故小柴昌俊さんのあのスーパーカミオカンデのアンテナショップ(?)に遊んだり、26日までの8泊9日を楽しく過ごさせていただいた。
オーナーのご家族のお一人中学生のお孫さんがバレーの留学だそうで、カナダに赴くということで、お顔をスケッチ。美人さんだから難しいのよ!と、完成かどうか自分でもわからないまま、お渡し。あまりお顔は描かない、描けない絵かきのわたくし。

9月。資金がなくて、コロナの後遺症があり、豆冊子の印刷にも元気のないまま夫のお世話で精一杯。
と、コピー機の故障。なにしろリリリースのファクス機能付きコピー機。土曜日、日曜日があったりして、サービスの連絡がようやく月曜日
になって取れ、部品調達ということで、10月に入って直る。

さて、昨日10月5日木曜日。姪が娘とともに来てくれ、飼い犬を抱っこして現れる。大学生の彼女がずんだ餅を食べたい、と唐突。
焼岳以来。幸いにずんだ餅があったもので、午後のオヤツの時間までには来れそう!と。ママも行くって、というライン。車で一時半頃には到着。老犬のメス犬は、オムツをしている。
午前中に訪問入浴があり、昼にマッサージと鍼治療を終え、眠っている金城。
自分が眠る場所を探す老犬のチョコ。そのチョコが金城の眠っているベッドに登るや、眠る場所を決める前に、眠る人をジーット20センチ近くから見つめて、サァ大変!あら大変!と、右サイドから毛づくろいらしく舐め始めた。病きの人の胸の上に右足を乗せ、顔を舐め、耳を舐め、鼻も舐め、口髭も勿論、頭の上を通って、左サイドに。狭い枕元なのに頭を踏まない移動。
金城にチョコが来ていると言ってあるので、犬に舐められていることはきっと判っているはず。しかしセラピー犬、私が面倒みなきゃ!(姪の説明によると)と思っているチョコの随分丁寧な顔への毛づくろい風治療。
みんなで大笑い。それをよそに老犬のチョコは大忙し。30分近くも治療して、家ではいつも寝てばっかり!という犬のチョコ。
疲れ果て、気づけば金城の右手サイドで、眠っている。うつ伏せで。
そんな10月のはじめでした。

金城を熱い眼差しで見つめるオムツのチョコ
金城を熱い眼差しで見つめるオムツのチョコ
姪の娘は花梨といい大学生です
姪の娘は花梨といい大学生です
眠るチョコ
眠るチョコ