画家が見た本の世界 展

下北沢のスマートシップギャラリーで、企画展 画家が見た本の世界展 が昨日から始まった。
4月1日までの短い期間。この春休みを利用して是非覗いて欲しいものだ。
洋本、和本、そして童話、思い思いの画家たちが愛する本の中から、各自のイメージを
水彩にアクリルに、日本画に、そしてコラージュと創造をアレンジして発表している。
わたし自身はヘミングウェイの作品から、「誰がために鐘はなる」と「老人と海」
を取り上げた。
「誰がために鐘はなる 」は中央に鐘をあしらったが、鐘が座す仏のようになった。
描き直しをせずにあるいは、座すマリアさま とも思いそのままにした。
「老人と海」は、ほぼ海と空を描いた。小さく両目と両脚を閉じたマストの脇に描き
中央左寄りに、大きなカジキマグロを担ぐヘミングウェイさんをあしらった。
近くでは見えない。遠く離れると、長い棒の左にあるらしいカジキとヘミングウェイさん
らしき姿が見える。

キューバに行った時に、夫は二種類のヘミングウェイの顔が印刷された T shirt を
買い、今も大事に着ている。
ではその2点をアップしておきます。

老人と海  より
「カリブ海から太平洋へ」 6号
老人と海 より
誰がために鐘は鳴る  より
6号
誰がために鐘は鳴る より

お彼岸の一日。

ぽかぽか陽気の春。我が家のシンビジュウムが満開。双葉葵の芽もめでたく伸びてきて
今年の葵祭にお送り出来ると、一安心。シンビジュウムは3種類あって、今はまだ
その内の1種類のみが咲いている。四方蘭と名付けているものと、根岸蘭がそれぞれ
もうしばらく後になりそう。それぞれ下さった方の名字を冠している。本物の蘭は
私には難しくて、枯らしてしまう。

今日この頃はちぎり絵で遊んでいる。
長く長く使ってきた油絵の具はこの先手に入らないので、残量が少ない材料が惜しくて
使えない。作っていた人が年とかで、もう作らない事になってしまった。
あるものを使わないと、かぜを引いて使えなくなるとは知りつつ、チューブ数を眺めては
大作にとり掛かったら足りないねぇ、といった具合。
オイルパステル画と共にちぎり絵をいじる日々。

今日こしらえた “かっぱ” のちぎり絵を一枚のみアップします

かっぱ
春だ!
かっぱ

我が家の花たち

直植えのシンビジュウム
6本あります
直植えのシンビジュウム
ラッパ水仙
ラッパ水仙
花桃
花桃
オオイヌノフグリ
オオイヌノフグリ
ワイルドな我が家の庭
もうすぐにべつの草が繁ります
ワイルドな我が家の庭

あかつきの舞

ジョウビタキの番いの舞
うぐいすの湯で
もつれあひ枝から枝へ雪の上
に番ひの鳥のあかつきの舞



赤村の友作りくれたる春の日の
玉ねぎの汁今日も真似たり
九州の田川市の隣 赤村に行った時
にご馳走してくださったきよみさん
の味噌汁を思い出しては作ります

奥飛騨温泉の湯に

奥飛騨温泉で
そして今日 ホワイトディ
群青の空にかかるを夢にみし
その白い月まづ描きたり

雪積みのここ露天風呂沈みをれば
鳥はつがひで舞降りて来し


ジョウビタキ越冬ならむ橙の色の
番ひの舞ふうぐいすの湯


節分の柊いわしドアの上に傾きて
きぬ 春の風来て


ホワイトディ夫の為につくるなり
チョコのお返し酢飯ズケのせ
つま ではなく、おっと とお読みください。
もらいっぱなしのけしからん夫
歌もだいぶたまりました。そのうちに豆本にします。

寒月

寒月
オイルパステル
寒月

Stop the War

1996年11月パリ6区エスパス・ド・ネールでの「パリをこよなく愛する作家展」に出展している
“Stop the War" は 同年5月、アートネットアカデミー ニューヨーク展においてアートネットアカデミー大賞を
いただいている。その後、パリから帰ったそのStop the Warはニューヨークに再び輸送。Jainギャラリーの展覧会
で展示していて、NHKがドラマの背景に使いたいというので急ぎ返却してもらい、成田空港から直接NHKに届けた作品。
横浜が舞台のミッキーカーチス主演のドラマであったが、ほんの一瞬映っただけなのに、あれでもあの絵が欲しかった
のかしら?在っても無くてもいいようなもの、というのが感想として覚えている。
その後長く私のところに在って、2015年6月のART SHOPPING L' ART CONTENPORAIN ACCESSIBLE CARROUSEL
DU LOUVRE 要するにルーブル美術館地下カルーゼル・デュ・ルーブルに他の作品12点と共に展示した。
そして今年の1月、美術雑誌「文化展望」bunten の表紙を飾った。60号を記念してということで、話があって、
物騒な世の中、これが良い、と迷わず “Stop the War" で、飾らせていただいた。 
イメージは1996年のパリの画廊エスパス・ド・ネールでの様子と STOP THE WAR です。

エスパス・ド・ネールの階段上に飾られています
エスパス・ド・ネールの階段上に飾られています
Stop the War 30号サイズ
Stop the War 30号サイズ

雪国に

2月19日。日曜日、快晴。海の向こうに富士山を眺めて、圏央道より中央道
経由松本ICよりで、奥飛騨へ。
スタットレスタイヤを当然履いて、安房トンネルを抜ける。こちらも快晴。
雪道は拍子抜けするほどの塩梅で携帯のチェーンを装着すること無く、ホテルへ到着。

翌日、小雨の中を高山まで行こうとホテルを出る。すると、少し昇るだけで、小雨が雪に変わり、
進むほどに激しい雪。道路も雪道。夫はハンドルを持つ手が、なんとなく緊張気味。
この日は途中で引き返す。読書の午後。
翌3日目は朝から雪。私は持って来た道具を広げて絵を描き、幸いベッドで見た夢の「青と白の月」の絵、
その他を10枚ほど描く。
4日目、雨も雪も降らず、高山へ。額装を4枚。3時間で仕上げていただく。運良く在庫が多く在って助かる。
23日、5日目、神岡の知り合いの処で何時もの箱入り、蒸し五目ご飯をいただき、古川へご案内いただく。
世界文化遺産に登録された「起こし太鼓」の里で「飛騨古川まつり会館」を見学。
“こめり” で画用紙やら筆ペン、習字紙を購入。黒い紙が無く、この古川の文房具屋さんで、見つけてくれたのが
夫。1枚45円。一枚では、ここまで来ているのにと思い、5枚購入。カットして20枚になる大きさ。
修正ペンも買ったが、こちらは液が固まっているらしく、修正の役に立たず。少し太めだが持参の修正ペンで
間に合わせる。
黒い紙はホテルのカッターで四分の一にして頂き、一枚だけ好い作品が出来る。
調子が出ずに、先の2枚は失敗、かな? 失敗は成功の元。必ず好い作品にしましょう。

24日快晴の空模様。途中車の中で眠ったりしつつ午後4時帰宅。
一年に一度は雪国で。そういうわがままな私との付き合いに翻弄される夫にはお気の毒。

江ノ島当たりの風景と奥飛騨の雪道を。車の中から。

江ノ島からの富士
R134から
江ノ島からの富士
43880
R134から
43880
奥飛騨の雪道
43881
奥飛騨の雪道

第22回 日本の美術 全国選抜作家展

2月18日-22日まで、上野の森美術館において開催される日本の美術
全国選抜作家展のご案内をします。
長い間我が家の居間兼食堂に飾ってあった50号サイズの絵。
担当者が是非飾りたいということで、上野の森美術館に展示される。
短い期間。
ホームページのWorks にはアップしていない作品なので紹介します。

青の響鳴 116.7× 90.9cm
青の響鳴 116.7× 90.9cm

桜前線を控えて

あちらこちらで雪の被害が酷いという。
ここ葉山もやがて雪に覆われる日がくる。
雪の始末は大変骨の折れることで、できるならば避けたい一つ。
私はほんの少し雪かきをするだけでへこたれてしまう。
夫は気の毒。老体に近いから。

今、雪に備えてタイヤの交換を始めた。何日か前から交換の
言葉を口にしつつ、遠出をしないのでウッカリ日々忘れっぱなし。
私は手伝わない。お天気がいいから始めたら、と、言うだけ。
そうそう、と云って老体のみこしが動いた。

昨年の暮れに届けられたArt Journal Vol.88 2017年 新春号に
国際芸術最高金賞受賞者特集として「スピードに乗って」の
絵が取り上げられた。桜前線が日本列島を駆け上る事に得た題材。
天晴れ、ということで右上に扇をかざしてみた。
10号サイズ。買い手を探しています。

スピードに乗って
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プロフィールと批評文
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