探し物は見つからず
赤い表紙の旧い小さなスケッチブックを探す。生憎と3時間かけて見つからず、諦める。代わりに、1982年の5月に、スケッチしたものが出てきた。パリに行った時のもの。ル・サロンに100号サイズの桜の絵を出展して入選したので、訪問した時のもの。2回目のフランス訪問だった。 このときに、大好きな「木村忠太」の絵、版画だったが、2枚買って帰った。セーヌ川の辺に有った忠太の専門店に毎日通った。で、チョットオマケしていただいて 2枚買えたことを覚えている。勿論今も壁に飾ってある。 その時のスケッチで、硬いペンで描いてあるので、気に入らずに、しまいこんであったもの。 たしか、チュルリー公園でも、スケッチしたが、それが見つからない。 京都の東福寺塔頭 願成寺は 阿保親王堂に奉納させていただいた、「チュルリー公園・明日あいましょここで」50号の 絵のために、探したかった。 奉納の絵を決めていただく時に、現ご住職の明石和尚さんが決めた絵が、「明日あいましょここで」であった。 あゝ 親王さまもパリに行きたかったのね! と、その時に感じ入ったので、今度久しぶりに行く前に、探したかった。 行くのは6月。その前に京都に行き、親王さまにご報告したいと思っている。 1200年も前におられたお方。第51代 平城天皇の皇子。天皇にはなれなかった。叔父の2人が、天皇に。子に、在原業平、行平の兄弟が、大江音人もいる。 まあ、とにかく今昔昔のスケッチから拾います。 そして阿保親王堂に奉納の絵をご紹介します。