母校で32年前の絵と再会 7月1日のこと

 日曜日。幸運なことに、私は実家にいた。弟に用事のあった人が帰り際にこれから小学校に行くというので、私にとっての母校に書類を届けていただいた。書類というのはwebsiteのアドレスや新たに拵えた名刺(エルミタージュ美術館作品収蔵の文字を入れたもの)を校長先生にお届けしたかった。するとすぐに連絡があって、午後1時過ぎに
学校訪問が実現して、校長室に案内いただくやいなや、左手の壁に私の絵があるではないか。昔の小学校が高台にあった頃のもので、石段を描いた冬景色。何処に行ったものか思い出せずに気にかけていた一枚。32年前の絵がそこにあった。
 もう10年ほど前になるが、佐藤勝治さんという知人のお世話で120号の絵を小学校の
玄関に飾らせていただいた。その絵は「芽吹き」という題名で、5月にレフォルマ賞に輝いたので、そのことはすぐにご報告してあった。レフォルマ賞とは、革新性のある絵にたいして与えられた。メキシコの女流画家フリーダ・カーロ生誕100周年を記念して
(株)アートジャーナル社が設けた賞であった。
 小学校に行くと、その賞状はカラーコピーなのだがちゃんと額装され、絵の脇に飾られてあり、その事を掲載してある絵画雑誌も絵の前に置かれてあった。
 久しぶりに会う”芽吹き”は雑誌で見るよりも断然良かった。
 まあこの日の午後はPTAのバレーボール大会が開催されており、校長先生はご挨拶を終え、そろそろと校長室に向かって来られた時、私も”芽吹き”の撮影など終えて、もういいかいと進み始めたから校長室の前で、鈴木安子校長と出くわした形でのご挨拶。
すぐに教頭先生、PTA会長も来てくださって、そして32年前の絵がそこにあった。
 PTA会長の三浦健さんはサイン・”ゆうこ”からわたしに間違いないと思われてこられたそうな。10号サイズでいずれ額縁を取り替えたいと考えている。