続き

続き

  しおがさわ はだかじま
山峡ひに大島とふ名 塩が沢 波高島
心海にあくがる

  かひときわ
甲斐常葉 ときわの色は杉ならむ
ひばの若木に雨の降りそむ

  いちのせ
ひとつ駅すぎて市ノ瀬雨脚は
しげくなりゆく 昼顔の花

  くなど
久那土駅降りて道きく三人の
男の子自転車止めておしへ来